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洲浜群蛍図小柄 銘 廉乗作 光晃(花押)

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"Suhama mure-hotaru"kozuka

Renjo

江戸中期
山城国京都‐武蔵国江戸神田
赤銅魚子地高彫色絵
長さ97mm 幅14mm
特製落込桐箱入
特別保存刀装具鑑定書
Mid Edo period Kyoto, yamashiro province - Edo, Musashi province
Shakudo
Length : 97mm Width : 14mm
Special kiri box
Tokubetsu Hozon

特別保存

-

円(税込)

小柄

580

​No.

 初夏の風物である蛍の、暗闇に乱舞する様子を彫り表した小柄。後藤宗家十一代廉乗の作であることを、同十六代光晃が極めている。後藤家は龍や獅子、源平合戦などの伝統的な図柄を専らとしていたが、江戸時代中期になると、世の需要から美しい自然風景や小生物の営みに取材した作品をも手掛けるようになった。この小柄が良い例ながら、赤銅魚子地を背景に、寄せる波と岩を風格のある高彫金色絵に彫り表し、蛍の姿も後藤風に重厚感がある彫口。裏面まで銀の波を連続させ、その深く沈んだ銀黒色と木下闇を意味する漆黒の対比の妙をみせている。
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